韓国ドラマ『マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜』のセリフなど

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イ・ソンギュン
×IU（アイユ）主演
チャン・ギヨン
×パク・ホサン×イ・ジア出演

すべての縁は
不思議で尊い
幸せになること…
それが恩返し

心揺さぶられる
感動のヒューマンストーリー

トップ画像：tvNドラマ公式 twitter
「私のおじさん」メインポスター

『マイ・ディア・ミスター』のあらすじ
相関図
韓国語のセリフより
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『マイ・ディア・ミスター』のあらすじ

パク・ドンフンは建設会社の設計チームから異動になり、今は安全診断チームの部長である。無職の兄、元映画監督の弟がいる３兄弟の真ん中で、「母親が死ぬまでは会社をクビになるな」と二人から言われている。会社の社長は大学時代の後輩で、弁護士であるドンフン妻と不倫関係にある。

イ・ジアンは同じ会社の派遣社員。笑顔はなく、虫を殺しても騒がない。毎日退社後、食堂で皿洗いのバイトをし、そこでくすねた残飯と会社から持ち帰ったコーヒーで夕食を済ませる生活。ジアンの家には毎日のように借金取りがやってきて嫌がらせをする。介護施設にいたお祖母ちゃんも利用料が払えず黙って連れて帰ってきてしまう。

ある時、ドンフンに5000万ウォンの商品券が届く。受け取ってすぐに引出しに隠したはずが、次の日にはなくなっていた。それが賄賂だったという匿名の告発があり、ドンフンは監査部から調査を受けるが、商品券がどこにあるのか答えられない。しかし、その商品券がゴミ箱から見つかったことで、ドンフンは「5000万ウォンを捨てた男」として英雄扱いされる。

ジアンがしたことだと知ったドンフンが「このことは秘密にしてほしい」と頼むと、交換条件として「1ヵ月夕食を奢ってほしい」と言われる。ドンフンを陥れようと近づいたジアンだったがドンフンの優しさにふれ、心境に変化が訪れる…

相関図

出典:画像はtvN公式サイトより

韓国語のセリフより

밥 줌 사주죠（奢ってください

밥 줌 사주죠
パプチョムサジュジョ
奢ってください
（イ・ジアン）

賄賂として送られた商品券をジアンがゴミ箱に捨てていたため解雇を免れたドンフン。「ご飯でも奢るよ」と会社でジアンに声をかけますが「空腹じゃない」と一旦は断られます。でも一人で地下鉄に乗っている時、ジアンからドンフンにメッセージが届きます。

「奢ってください。イ・ジアンです。（밥 줌 사주죠?이지안입니다.）」

성실한 무기징역수（真面目な無期懲役囚）

성실한 무기징역수 처럼
ソンシルハンムキチンヨクスチョロン
真面目な無期懲役囚のように
（イ・ジアン）

路上で急にドンフンにキスをしてきたジアン。ドンフンは次の日、ジアンに「明日から会社に来るな」と言った後、会議室に呼び出し「中年をバカにするのが楽しいか？」と問います。
するとジアンは「私と同じくらい現実に嫌気がさしているように見えて…（나만큼 지겨워 보이길래…）」と応えます。

「どうして月500万ウォン以上稼いでいるのに、こんなに嫌そうに見えるのか」「真面目な無期懲役囚のように黙々と…（성실한 무기징역수처럼 꾸역꾸역…）」「この中で一番、嫌々で不幸に見える人、私みたいにどうしようもない人生、キスしてみたら少しは楽しいかと…だから、やってみたんです」と。

後にドンフンはジアンが「自分のことをわかっていることが悲しい」と吐露します。
ジアンのことを「感情を表に出せない」「傷を負って早く大人になった子」だというドンフンは「彼女の過去を知るのが怖い」とも言っています。

「誰かが自分のことを認めてくれていること」がうれしいのではなく、悲しいというドンフンの言葉から、毎日ドンフンは辛い日々に耐えており、それに気づいたジアンもまた辛い人生を送っているということ、そして、それに気づいてしまったから「悲しい」んだということがわかります。似たような境遇の人は分かり合えるといいますが、辛い人生を送る者同士分かり合えることが辛い…何とも心が痛くなるセリフです。

망해도 괜찮구나.（落ちぶれても大丈夫）

망해도 괜찮구나.
아무 것도 아니었구나.
マンヘド　クェンチャンクナ
アムゴット　アニオックナ

落ちぶれても大丈夫なんだ
何ともないんだ
（チェ・ユラ）

ドンフンの弟ギフンとユラは20年前に新鋭監督と主演俳優として出会いました。映画監督としては芽が出ず、今は兄と清掃業を営むギフンの周りをうろつくユラ。「ギフンのどこがいいんだ？」と訊かれたユラは「落ちぶれたところです。愛してます。（망가진 게 좋아요. 사랑해요.）」と答えます。

「落ちぶれたのが何でいいんだよ。自分より下の人をみて、自分はあいつよりマシだと思ってるんじゃないか」と憤るギフンにユラは「ここにいる皆さんを尊敬しています」とその理由を続けます。

人間は落伍者になるのを恐れて生きる動物です。
少なくとも私は。
監督が落ちぶれてうれしかったけど
そんな監督が悲観してなくて好きになりました。

落ちぶれても大丈夫なんだ
（망해도 괜찮은 거구나.）
何ともないんだ
（아무것도 아니었구나）
それでも幸せになれるんだと思い
安心しました。
　　　　　　　（チェ・ユラ）